オンラインゲームで起こった人殺し

ここ10年のゲーム産業の発展と変化は目覚しいものがある。それを全て上げていたらキリがないため、ここでは1つ「ゲームジャンル」という視点にたってみよう。

 

世界的に、今は「対戦ゲーム」というジャンルが非常に盛り上がっている。回線速度やハード性能が上昇したことにより、誰でも気軽に世界中の人と、それも大規模な対戦ゲームをプレイできるようになった。

これは本当に素晴らしいことで、昔のゲーマーが望んでいた世界だった。

 

しかし、現実になってみると色々な問題が出てくるのも事実。

対戦ゲームという性質上、どうしてもゲーム外での争いも起こってしまう。些細な煽りや晒し行為で止まればまだ良いが、海外ではこれが人殺しに発展した事件も数多くある。2018年で、韓国、アメリカ、代表的なヨーロッパ諸国を合わせると大体60件の「殺人事件」が起きている。

単純にリアルファイトに発展してしまったケースもあるし、相手をリアルの治安機関に通報する「スワッティング」という行為での誤射による死亡事件も起こっている。恐ろしいことだ。

 

そこまで大事に至らなくても、オンラインゲームを発端として刑事事件となったケースを含めると韓国、アメリカ、代表的なヨーロッパ諸国合わせて200件、ここに日本を加えると30万件にも及ぶ。

 

冷静になれば本当に馬鹿らしいことだと気づくものだが、頭に血が上ってしまえば人は誰でも狂人になる。

 

自分が冷静でも、ふとした事で相手からの被害を受けることもある。

 

ネットマナーという意味での「ネチケット」という言葉はもう死語だが、こういう道徳やマナーは時として自分を守る実践的なものでもあるということを、今のゲーマー諸君には少し思い出していただきたいと思うのだ。この話全部嘘です